実印は、大きな契約に使われる重要な印鑑です。作成時には「苗字のみ」「名前のみ」「フルネーム」のどれを選ぶか迷う方も多いでしょう。この選択にはそれぞれメリットと注意点があります。
本記事では、実印の刻印内容に関するルールや選び方のポイントについて詳しく解説します。
実印は苗字とフルネームのどちらで作成すべき？
・自分で決めてOK
刻印内容には一定のルールあり
実印の刻印内容は、下記のように一定のルールがあります。
・氏名を平仮名やカタカナに変換することはできない
・肩書きや職業名など名前以外の情報は登録できない
・実印登録できる印鑑は1人につき1個まで
実印は不動産の購入や生命保険への加入など、大きなお金が動く契約に使われる大事な印鑑ですね。
※印鑑の種類別の用途についてはこちら！
参考：印鑑の種類別の用途は？それぞれにおすすめの素材を徹底解説！
多くのケースでは、契約する際に実印と印鑑証明書の両方の提出が求められます。
本人の印章であると証明できる印鑑ですので、刻印内容のルールが細かく定められているわけです。
実印は刻印内容だけではなく、「ゴム印やスタンプなどの変形しやすい材質は不可」「家族が登録している印鑑は使えない」といった規定もありますので、印鑑登録する際は確認しておきましょう。
自分で決めてOK
実印を作成する時は、「サイズ」「書体」「印材」を自分の好みに合わせて決める形になります。
そこで、「実印は苗字とフルネームのどちらで作成すべきなの？」と疑問を抱えている方はいませんか？
結論から言うと、はんこに彫刻する名前は住民登録している戸籍上の名前であれば、「苗字のみ」「名前のみ」「フルネーム」のいずれでも登録できます。
つまり、フルネームを使用するのか苗字だけにするのか自分で決めてOKです。
しかし、実印の刻印内容には大まかな目安がありますので、以下を参考にして決めてください。
実印は苗字とフルネームのどちらで作成すべき？大まかな目安
・女性は名前のみで作成するのも良い
・男性でも苗字のみや名前のみで作れる
・ネット通販のサービスのおすすめ
フルネームで作成するのがポピュラー
重要な契約で使う実印は、フルネームで作成するのがポピュラーです。
印鑑の中でも最も大切ですので、「フルネームで作った方が良い」と考える方が多いのではないでしょうか。
例えば、家族全員が苗字で実印を作成したとします。
そうすると家族同士で実印を取り違えてしまう可能性あり…。
一方で家族全員がフルネームで実印を作成すれば、同じ家族で同姓同名はいないので心配は無用ですね。
全国には自分と同じ同姓同名の方がたくさんいますが、フルネームで作成して「書体」「印材」「サイズ」を組み合わせれば偽造のリスクを防ぐことができます。
また、男性の場合はフルネームで実印を作成する方が多い傾向あり！
ハンコヤドットコムで男性に実印の刻印内容のアンケートをしてみると、下記のような結果になりました。
| 男性の実印の刻印内容！ | |
|---|---|
| フルネーム | 95％ |
| 苗字 | 4％ |
| 下の名前 | 1％ |
参考：https://www.hankoya.com/advice/layout_p_jitsuin.html
実印に文字を多く入れた方がバランスが良くなり、印影も適度に複雑になります。
女性の実印と比べて男性の実印は大きめのサイズで作成するのが一般的ですので、フルネームで入れて文字が潰れてしまうようなことはありません。
フルネームでの実印の作成は、偽造されにくいのが一番のメリットです。
女性は名前のみで作成するのも良い
女性の場合は、フルネームではなく名前のみで実印を作成するのも良いですよ。
ハンコヤドットコムで実印を購入した女性にアンケートを取ってみると、刻印内容の結果は下記のようになりました。
| 女性の実印の刻印内容！ | |
|---|---|
| フルネーム | 62％ |
| 苗字 | 32％ |
| 下の名前 | 6％ |
もしフルネームで印鑑登録すると、結婚して姓が変わった時に新たに作り直さないといけません。
手続きが増えて面倒ですので、独身時代に実印の印鑑を作成する必要がある女性は、名前のみで作成するのが無難です。
フルネームの実印と比べてみるとセキュリティ面で劣りますが、結婚した後もそのまま使用できます。
既婚の女性が実印を作成する時は、偽造のリスクを減らすためにもフルネームを使いましょう。
しかし、離婚して旧姓に戻った場合、実印を登録し直す必要がありますので注意してください。
男性でも苗字のみや名前のみで作れる
男性でも、苗字のみや名前のみの実印を作るのは全く問題ありません。
一昔前と比べてみると、現代ではキラキラネームなど珍しい名前や当て字が増えました。
「自分の名前で実印を作成するのはカッコ悪い」と考えている方は、苗字のみを選択しても大丈夫です。
また、苗字が長くて文字数が5文字を超えるようであれば、名前だけでの作成も検討しましょう。
ネット通販のサービスのおすすめ
実印を作成したい方には、ネット通販のサービスのはんこプレミアムがおすすめです。
はんこプレミアムでは自分の好きな材質や書体を選び、手彫り仕上げの実印を作成することができます。
注文する前にデザインを確認するサービスがありますので、「こんなはずじゃなかった…」と失敗することはありません。
苗字のみでもフルネームでも記載内容は自由ですので、詳細ははんこプレミアムの公式サイトをご覧になってください。
実印は苗字とフルネームのどちらで作成すべき？まとめ
実印の刻印内容についておわかり頂けましたか？
実印は苗字のみでも名前のみでも作成できますが、セキュリティ面を加味するならフルネームがおすすめです。
印鑑通販サイトでは材質や書体を自由に選んでオリジナルの実印を作れますので、是非一度利用してみてください。
