印鑑は契約書に押したり荷物を受け取ったりと、様々なシーンで利用します。
人の目に触れるものですので、「キレイに押印したい!」と考える方は多いのではないでしょうか。
印鑑を押した時に「かすれ」「にじみ」「ゆがみ」が生じると、見栄えが良いとは言えないですよね。
そこで、このページでは印鑑の正しい押し方について詳しく解説していきます。
実印を押し間違えた時の訂正方法も紹介していますので、是非一度参考にしてみてください。
印鑑をキレイに押すために必要な準備
・正しい持ち方を知る
印鑑や朱肉、捺印マットを用意する
キレイに押印するには、印鑑だけではなく朱肉や捺印マットも用意しないといけません。
朱肉は印鑑ケースに付属されていますが、表面がメッシュ状になっているので印影にムラが出ることも…。
そのため、速乾性の高い布張りの朱肉を別途で購入するのがおすすめです。
印鑑を押す場所に捺印マットを使用すると、押した時の美しさが変わってきます。
捺印マットがなければ、チラシや紙を四つ折りに下に敷いてから印鑑を押すのが良いでしょう。
印鑑通販サイトのはんこプレミアムでは、「印鑑」「朱肉」「捺印マット」など全てのアイテムが販売されています。
はんこプレミアムで取り扱っている朱肉には次の3つの特徴あり!
・耐転写性や耐薬品性に優れている
・「はやく乾く文化朱肉30号」は680円と安い
もちろん、肝心の印鑑も高品質な素材を使って丁寧に手仕上げしていますので、はんこプレミアムの公式サイトで欲しい商品を探してみてください。
正しい持ち方を知る
間違った持ち方で印鑑を使っていると、押印が歪んだりにじんだりします。
正しい持ち方ができていれば、無駄な力が入らずに適度な力でキレイに押せるわけです。
具体的には印鑑の上下を確認し、右利きの方は右手で印面の下に親指を添えて持ちましょう。
「親指は指の腹」「中指は指の横」を当てて、最後に印鑑の尻の部分を手の平に当てて支えます。
そうすると印鑑が手の中で固定されますので、安定させた状態で押せますよ。
正しい印鑑の持ち方に関しては、こちらのYouTubeの動画を参考にしてみてください。
印鑑をキレイに押すためのコツと注意点
・平仮名の「の」をイメージして重心を移動して押す
・押印し終わったら朱肉を拭き取る
・実印を押し間違えた時の訂正方法
朱肉を付け過ぎないようにする
「かすれるのが嫌だ」と考えて、朱肉をたっぷりと付けている方はいませんか?
しかし、印鑑に朱肉を付け過ぎると次のデメリットがあります。
・印影が滲んで乾きにくくなる
・実印を押す際に滑りやすくなる
印影の滲みや印鑑の滑りに繋がるため、適度な量の朱肉を印鑑に付けるのがベストですね。
軽く複数回に分けて叩くと、朱肉をムラなく均一に付けられます。
朱肉が古すぎるとインクの付きが悪くなりやすいので、なるべく新しい商品を購入するようにしましょう。
平仮名の「の」をイメージして重心を移動して押す
印鑑を実際に押す際に、垂直にずっと力を入れる方法はNGです。
このやり方だとムラができやすいので、平仮名の「の」をイメージして重心を移動しながら押してみましょう。
印面全体を紙に当てて、上下左右に軽く力を入れるイメージです。
また、印鑑を押す時は慌てないようにするのがポイント!
宅配の受け取りで印鑑を押す際はあまり神経質にならなくても大丈夫ですが、重要な書類に押印する時は一呼吸おいてリラックスしてください。
押印し終わったら朱肉を拭き取る
最後に押印し終わったら、朱肉をキレイに拭き取ります。
印鑑を長持ちさせるに当たり、印面を常にキレイな状態で保つのは大事ですよ。
印面に朱肉が詰まっている時は、使い古したハブラシで取り除きましょう。
実印を押し間違えた時の訂正方法
重要な契約書や文章を作成している際に、押印がかすんだりにじんだりするだけではなく、実印を押し間違えてしまうケースはあります。
ミスしてしまった印章を二重線で訂正するだけなのは危険で、誰かが悪用する可能性があるからです。
そこで、実印を押し間違えた時は、失敗した捺印の上に同じ実印で少しずらして押しましょう。
更に横の空白にもう一度押印をして、実印を所有している本人だと証明するのが正解です。
また、単語や文字のミスは、「誤りの部分を二重線で消す」⇒「修正箇所の上下に正しい文字を記入する」⇒「すぐ近くに訂正印を押す」⇒「○文字削除と明記する」といった流れで修正します。
万が一誤りがあった場合に備えて、あらかじめ訂正印を購入しておくのがベストです。
下記のページでは、訂正印の作成におすすめの通販サイト3選を紹介していますので参考にしてみてください。
印鑑をキレイに押すためのポイントまとめ
以上のように、印鑑の正しい押し方はそこまで難しくありません。
「道具を準備する」「印鑑を正しく持つ」「朱肉を付け過ぎない」「重心を移動して押す」といった点を心掛けていれば大丈夫です。
キレイに押印できると見栄えが良くなりますので、一度実践してみてはいかがでしょうか。